こんらん

脳内漏洩。怪我しないでね。

落とさないでよ自分で落ちるから

「気に入った女の子を落とす」とか「男をオトす(ハート)」とかの言い回しが苦手だ。粋な遣い方もあるかもしれないが、そこはかとなく蔑みを感じる。ぃゃ、落とすって何だよ、一緒に落ちろよ、って思ってしまう。それが純粋な好意とか恋の類ならね。と、たまたま見かけた見出しに噛み付いてみた。深い意味はない。

私はあまり挑んだことがないから、そういう攻略的な仕掛ける的な人間関係の始め方ってよくわかんないのかもしれない。狙おうとか振り向かせようとかまでいかなくて、ただこちらが好きであればそれでいい、と思って意思表明するだけだから。「オトし方」とかもさ、万人に通じるってなんかおかしくない?って疑りながらだったり、そもそもそのオトすってなんなのさ?って違うところに食いついたり。面倒くさい人間なんだろうねー自分。でもまぁ自分が心地よくならない言葉は積極的には遣わないだろうな、と思って。例えば私が好意を抱いた人にも、「○○(私)を落とせた!」「オトすテクニック」とか言わないでほしいよね。何その関係性って思う、っていうか言っちゃうな本人に。

子供の頃は恋占いやおまじないの本とか、かわいいって思われるファッションとか仕草とか、そういうのに興味を持つ時期もあったけど、それでも「男の子はこういう子が好きだよ!」みたいな書き方とか、それを研究したり実践したりするのに夢中な友達に、ずっと違和感があったんだよね。(誰でもいいから)モテたいと思ったことがなかったし、「男の子の好みになりたいんじゃない、好きな子の好きな人になりたいんだ」と思ってたから、どこの誰とも知らない人のアドバイスを丸々は受け入れられない子供だった。

落としたとか落とされたとか、ゲットしたとかされたとか、言葉面だけかもしれないけど、なんとなーくその感覚が微妙で。ものじゃないんだからさ...と言いつつ、「i wanna get you!」とかはもう定型としていいんじゃない?と思うところもあって(どっちだよ)。なんかどこまでも個人対個人且つ対等でいたいのかなと思う。“愛されファッション”とか、それそのものが可愛けりゃ自分が気に入ればそれでいいと思うんだけど、別に自分が自分を“愛せるファッション”でよくない?「気に入った子を落とせた」っていう状況がどんなものなのかイマイチよくわかってないんだけど、落とせた自分を誇るより、お互いに恋に落ちて向き合うベクトルの方が大事じゃない?「素敵なパートナーを手に入れました」ってのも一瞬んっ?ってなるなぁ。「素敵なパートナーを得ました」でいいじゃんねぇ。でも“ちょっと強引で萌える言い方”ってこともわかるんだよなぁ。うーん、日本語、難しいね。

お洒落に感じたら、ただの表現の一種なんで、スルーできる事かもしれない。その裏に、からかいや蔑みや上から目線などを、なんとなく感じた時に違和として芽生えるのかもしれない。そうするともう発する人の心持ち次第だけどね。萌も不快感も紙一重だから、尊重と尊敬を忘れずにいたいと思う。

 

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